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濾胞性リンパ腫
2006 / 12 / 12 ( Tue ) 22:07:53
1.濾胞(ろほう)性リンパ腫(follicular lymphoma)とは
濾胞性リンパ腫は、病気の進行が比較的遅いタイプ(低悪性度)に分類され、年単位に、ゆっくりとした経過をたどることが多いリンパ腫です。腫れていたリンパ節が自然に小さくなったり、別なリンパ節が腫れてきたりといった「波」があります。しかし、リンパ節が腫れる以外は、微熱、体重減少、寝汗や食欲不振などの自覚症状は少ないので、気づかないうちに病期が進んでいる場合があります。そのため、頚部(けいぶ)、脇の下、足のつけ根の痛みのないリンパ節のはれ(腫脹(しゅちょう))で病院に来ることがほとんどです。その他、健康診断などの胸部レントゲンで、肺の周り(肺門、縦隔(じゅうかく))のリンパ節の腫れ、腹部超音波検査やCTで、腹部大動脈の周りや骨盤内リンパ節の腫脹で見つかることがあります。

ほとんど症状がないことより、かなり大きなリンパ節腫脹でみつかったり、骨髄にリンパ腫の細胞が浸潤(しんじゅん)して、貧血や血小板減少で見つかることもあります。他の種類のリンパ腫に比べて、リンパ節以外の臓器(たとえば、胃腸、脳、肺など)にがんの浸潤を認めることは、あまりありません。つまり、リンパ節に病気の主な病変があり、診断時より、病期III/IVの進行期が80%以上を占めることを特徴としています。

この病気は、日本においては悪性リンパ腫の10-15%と頻度は低いのですが、年々増加傾向にあります。比較的高年齢の方(発生のピークは60歳代)に多く見られますが、最近は30-40歳代の若い方でも見られます。経過はゆるやかであり、はじめは治療に反応をしますが、何回も再発してくるのが特徴です。
2.濾胞(ろほう)性リンパ腫の診断
頚部、脇の下、および足の付け根などのリンパ節の腫脹を認めた場合には、小手術でそのリンパ節をとり出し、病理検査(顕微鏡で組織を見る)を行います。この検査をリンパ節生検といいます。また、縦隔あるいはお腹の中のリンパ節が腫脹している場合、試験的に開胸、開腹してリンパ節をとりだし、病理検査を行います。がんのタイプによって治療法が異なりますので、その結果の病理診断はとても重要であり、セカンドオピニオンを求める場合にも、先方の病院で、最初の標本を見てもらう必要があります。

1) 顕微鏡所見
顕微鏡で観察すると、組織学的には瀘胞(ろほう)構造を示し(図1左)、多くの場合、特異的な染色体転座t(14;18) (q32;q21)を認めます。また、細胞マーカーはCD10陽性, CD20陽性(図1右)を示します。濾胞性リンパ腫は、全例B細胞性でCD20が陽性のため、後で述べるリツキシマブが治療に有効といわれています。また、他の低悪性度リンパ腫、たとえばマントル細胞リンパ腫(サイクリンD1が陽性になります)やマルトリンパ腫との鑑別が重要で、治療法が異なります。
blood03070_01.gif

2) 濾胞(ろほう)性リンパ腫に対する予後指標─ FLIPI(図2)
濾胞性リンパ腫の患者さんを対象に行われた研究によって示された国際予後指標として、FLIPI(Follicular Lymphoma International Prognosis Index)があります。
生存曲線

FLIPI;リスク分類
(1) 年齢60歳以上
(2) 病期がIII期またはIV期
(3) 血液検査のヘモグロビン値が12g/dl(1dlあたり12g)以下
(4) 血液検査のLDHの値が正常値を越える
(5) リンパ節の病変領域が4カ所以上

上記の項目であてはまるものの個数によって、下記のそれぞれのリスク群に分けられます。

good risk(低リスク)      :0個~1個
intermediate risk(中リスク) :2個
poor risk(高リスク)      :3個以上

低リスクの患者さんの10年生存率は85%であるのに対し、高リスクの患者さんでは、10年生存率が40%でした。リスク分類によって治療法をかえるかどうかの検討は、今後行なわれていくと思います。


※国立がんセンターのがん情報センターから引用しました
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